八ヶ岳南麓 いつもの散歩道でさがす真冬の緑

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松の内を過ぎると、用足しに出かけた散歩道でもせかせかした歩調になりがちなのが哀しい。ここは畑だが、大昔から中央に尖った石が立っている。八ヶ岳周辺に多い縄文遺跡の一つで「立石」と呼ばれる(下欄参照)。ここの字名は夫婦(めおと)岩というそうだ。
 さて、この一面の緑にはいつになくハッとした。何だ? そうだ、麦だ! と気づいてなんとなくうれしくなった。

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 しばらく歩くと、竹林や古民家を過ぎた辺りに畑が広がっている。ふーむ、タマネギですよね?

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 森閑としたとした神社の杉林。ここを抜けると広域農道に出る。冬場にこの道を歩く人ってあまり見かけないが、今日もワンちゃん連れの一人に出会っただけだった。緑が消えた真冬の高原はどこもひっそりかんとしている。



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 「立石」 (「長坂のむかし話」平成12年11月3日長坂町役場発行)

 大井ヶ森から小泉小学校に向かう通称「学校道」脇の畑の中に、高さ約1m、たて横約40cmの石が建っている。このあたり一帯が昔から立石(たていし)と呼ばれているのはこのためである。
 この石の下には多額のお金が埋められているという言い伝えがあり、ある時、村の老人が金欲しさに夜ひそかに堀ったが、どうしてもこの石を倒すことができず、願いはかなわなかったということだ。
 昔から、学校帰りの小学生がこの畑で、鏃(やじり)や土器の破片を拾っていた。古代人の住居跡だろうか。

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by midori-net21 | 2009-01-08 17:46 | 八ヶ岳の里山を歩けば…
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