唐箕(トウミ)をもの珍しそうに囲む数人、しゃがんで箕(ミ)を手にしている人もいる
上の画像でみんなが覗き込んでいるのが、今回使った唐箕である。脇に昭和三十一年山梨県○○○調製と墨書されているから、オーダーメイドなのだろう。唐の箕とは、文字通り中国生れ。日本では江戸時代に普及した便利な道具で、内蔵された扇風機を回して風を送り、ワラ屑やモミ殻、マメ殻などを吹き飛ばす。ヨーロッパにも伝えられて大活躍したそうだから、革命的な農具だったに違いない。 21世紀の今だって農家の納屋に保管されているものも多く、大豆や蕎麦などの選別に使われる。これを貸してくれた八重ばあちゃんだってそうしている。それなのに、「え、そんな古いもん使ってやるのかぁ?」などとあきれ顔になるのは、何故かな。古い、古いと笑われても、たった50年前までは現役だったのに! 「今でも役に立つそんなに新しいものを何故捨てたり、燃したり?」とアンティークな家具調度品を愛好するヨーロッパ人なら、きっとそう言うだろう。 私たちが好んで古道具を使うのは、農のイベント向きキャラだからという理由ではない。石油に依存する重機を使わずに済むし、こうして立派に用にたつ道具を使うのはリユース度満点のエコライフだから。はい、環境グループとしては当然の選択だもんね。 「高くても道具は良いものを、それらを修理しながら長く使え」という亡き師匠の教えと、長坂自然農流古代米づくりが見事に合致して、破顔一笑 (^^)v なのだ。 はたけ番mizki^^;の来年の田畑活用プランはまだ立っていないが、ここに来て急に足踏み脱穀機と唐箕が欲しくなってしまった。しかし、である。あぁ、広い敷地のある農家が羨ましい……。 はたけ番mizki^^; ブログランキングに参加中。1日1クリックをお願いします。
by midori-net21
| 2008-11-13 16:03
| いろは田圃の稲パワー!
|
検索
カテゴリ
全体
緑と環境 情報案内 こちら 菜種クラブです いろは田圃の稲パワー! 農的生活・喜怒哀楽 季節と天気と生きものと やま自慢・やつ自慢 八ヶ岳の里山を歩けば… 庭・畦・小径でこんにちは うまい 美味い 巧い! 地域のイベント レポート 地域活動の現場 レポート いろは フィナーレ 🎆 はたけ番 お出かけの巻? いろは塾 2004ー2009 農のいろは塾 INDEX ご挨拶 エトセトラ... フォロー中のブログ
最新の記事
以前の記事
その他のジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||