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シュタイナー理論による堆肥づくりに励んだ日から1ヶ月・・・

 夜長を活かしきれないと、秋の日はつれなく短いもの。寒露を過ぎ、朝晩の寒さが身にしみる今日この頃、ちょっぴりズクを出してお田圃記録を続けましょう、にこにこ(笑)。先月9月16日に行った「田圃の実習」がテーマです。
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 八ヶ岳周辺も実りの色に染まった頃のお話。黄金色の稲田、純白のソバ畑……と言っても、標高が低めの地域ではとうに稲刈りが始まったというのに、私が住む周辺では十月に入ってやっと稲刈りを終えた田圃が目立つ程度。ソバに至っては、台風17号の影響もあったのか、刈取りはこれからのようです。毎年のように余所の農地の様子が気になって仕方ない実り季節のとう〜ら〜い、到来!
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 上の画像は、やっと穂が垂れてきた頃の赤米です。今では、黒米、赤米、モチ米すべてがずっしり重そうにうつむいて、秋風に揺れています。(撮影 9月14日)
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 さて、この日のハイライトは、堆肥づくり・其の2。
 田圃の奥に広がる樹下のスペースが、陽射しや雨など諸条件の点で最適地とのことです。前回作ったプチぼた山をスコップやフォークを用いて崩し、移し替え、新しい刈草と前回の土を交互に重ねて水を撒き、踏み固め、堆く盛り上げます。今回はさらに効果を上げるために、バイオダイナミックスのプレパラート(カモミール、ノコギリソウ、イラクサなどの)6種の調剤を至極薄く注入しました。(注)ホメオパシー理論です。どこかで聞いたことがありますね……。
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 なんだか難しそうな理論(「農業講座」参照)ではありますが、えっさかほい! と身体を動かすのは単純で快適で愉快です。「帰宅したら、本を読んでくださいね〜」の掛け声が届いたかどうか……(笑)

 ☆そして、このまま放置。12月に天地返しをして春の訪れを待ちます。
                       わくわく〜♪
〜 堆肥について 〜
 私たちの「農のいろは塾」では、8年前に地元の古老に教えを請い、カヤで四方を囲む昔ながらの堆肥場を作り、その中に枯葉、切りワラを交互に積み、水と米ぬかをかけながら踏み固めて放置し、発酵させるやり方を習得しました。以来、毎冬12月初旬に仕込み、2月頃に天地返し、春に香しい堆肥に触れるのが年中行事でした。

 今回は四方の枠がないだけで、基本は同じこと。ただし、シュタイナーの理論は宇宙の力を根源とするものでスケールが大きくって凡庸な頭には実に難解! 高齢でも頭は柔らかかった我が農の師がこの場にいたら、案外面白がったかもしれないなぁ、と思ったりして。
  ☆参考記事 竹を燃しながら 堆肥をつくる(2005.12.20)
 
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関心ある方は、R シュタイナーの「農業講座」第5講をお読みください。すぐ眠くなりますが(笑)
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  ソバ畑から望む八ヶ岳。そろそろファームの方々が刈取りに来る頃です。収穫
  の後は畑の冬支度。秋は気忙しい♪ では、またの報告をお待ちください。


 
by midori-net21 | 2012-09-17 15:36 | いろは田圃の稲パワー!
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